顎の偏位
顎関節症では、口を開けたとき音がしたり、口が開きにくくなったり、
関節や筋肉に痛みがでたりします。
顎関節症では、口を開けたとき音がしたり、口が開きにくくなったり、関節や筋肉に痛みがでたりします。
顎関節症には多くの原因がありますが、悪い歯並びも原因のひとつとされています。
また、逆に顎関節症が原因で、悪い歯並びになってしまうこともあります。
顎関節症で下顎頭や関節円板の形が変わると、下顎の位置がずれて不安定になる場合があります。
顎関節と調和したよい咬み合わせを実現するために、矯正歯科治療の前に顎の位置を安定させる治療を
行う場合もあります。
関節に問題があるかどうかは、問診、X 線写真、顎の動きの検査などで調べます。
関節の骨や、円板の異常が疑われる場合には、X 線CT、MRI などの検査をすることもあります。
顎関節のX 線CT 画像(口を閉じているとき)
顎関節のX 線CT 画像(口を開けたとき)
口を開けるとき、下顎は関節円板と一緒に前に進
みます。
円板に異常があると、下顎が円板に引っかかり、
開きにくくなったり音がしたりします。
健康な関節と下顎の動き(スムーズに動きます)
関節円板がずれたとき(円板前方転位)の下顎の動き
8 の字状に動いて、*のところで音がしたり、引っ
かかったりします。